開発の流れ
概要
ヴィオレッタは創業より研究開発にこだわり、付加価値の高いテキスタイル企画・開発を続けてまいりました。その培われた技術を活かしいくつもの編地特許を取得し、インナーファンデーション材料を基盤として、現在ではアウター・スポーツなど様々な用途で供給しています。生地が出来るまでには数多くの工程があります。生地の企画設計はすべて大阪本社のデザインセンターで行い、ここで厳選した原糸・原綿を選定し、コンセプトに合わせたデザイニング、編み組織、編み条件の設定を行います。この設計をもとに工場にて、整経、糸入れ、編み立て、染色を経てファブリックとなります。ここでは経編(ラッセル・トリコット)の生産プロセスをご紹介します。
企画・設計
アパレルからの企画・アイデアをファブリックとして創造する極めて重要な作業です。特に近年は高機能・高品位が要求される為、素材原料を含めて総合的なノウハウが必要となります。
原糸・原綿の選定・コンセプトに合わせたデザイニング・編組織、編み条件の設定はここで行われます
原糸・原綿の選定・コンセプトに合わせたデザイニング・編組織、編み条件の設定はここで行われます
準備作業
ファブリックを生産する前の工程で、約15,000本もの原糸を一斉に使います。私どものラッセル機には、ビームと呼ばれる巨大なボビンに原糸を巻く必要があります。このビームは約24個、原糸だけで総重量約2トンにもなります。
編立て
準備作業で取り付けた約2トンものビームを1台の編機に設置します。約15,000本もの繊細な原糸が編み立てられていきます。ピエゾジャガード機をはじめ、コンピューター制御の編機など、多くの機種・機台を保有しています。
染色
編み立てられたファブリックは、アパレルの企画にもとづいて、提携先の染色加工会社で染色加工並びに様々な最終加工処理がなされます。そして、生地の持つ特性・品位を活かしたテキスタイルファブリックとして完成します。
製品検査
テキスタイルファブリックとして、アパレルユーザーの求める品質・機能・品位などの最終確認、チェックを行います。私どものファブリックは、直接肌に接するため、多くの試験をクリアーしたものだけがユーザーのお手元に届くのです。